
📷 iPhone 17 Pro 100mm f/2.8 1/400s ISO 50
京浜急行の上り線、久里浜駅が近づくと、車窓に現れる印象的な風景があります。二手に分かれる線路の先に、待ち構えるように口を開けるトンネル。冬枯れの草木が、無機質なコンクリート構造物を縁取るように生い茂り、そのコントラストが旅情を誘います。先頭車両から眺めるこの光景は、日常と非日常が交錯する、特別な瞬間を演出してくれるでしょう。
京急久里浜、分岐と隧道
この場所は、京急久里浜駅に進入する直前の上り線に位置しています。分岐する線路は、主に本線と、駅構内にある留置線へと繋がっています。留置線は、最大8両編成の車両を約10編成収容可能で、朝夕のラッシュ時や、終電後の車両を休ませる役割を担っています。
トンネルは「船山トンネル」と呼ばれ、全長は約70メートル。1942年に京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)によって建設されました。このトンネルは、久里浜駅周辺の地形的な制約を克服するために設けられ、安全な運行を支えています。トンネルの先はすぐに久里浜駅のホームへと繋がっており、電車は減速しながら駅へと進入します。
また、この地点は、京急線の中でも比較的急な勾配区間に位置しており、上り列車はトンネル手前で加速、もしくは勾配抵抗の影響を受けて減速する様子を体感できます。